1. 靴の修理は製法、素材、修理内容、修理方法に依って多様に分かれます、基本的な事を説明いたします。後は個々の店にお問い合わせ下さい。
  2. 靴の底、踵は使用すれば減ります、使用する人の履き方に依っても変わります、車のタイヤと同じで使用期間では無く走行距離で考えて下さい。通勤だけで使用する方と営業で歩く方とはでは、減り方に約3倍の差が出ます。
  3. 靴の製造方法。大まかな分類です。
    1. セメント製法・・靴底と表革を接着材でとめる、比較的安価な靴で製造も簡単なので多くの靴に使われております。
    2. マッケイ製法・・靴底と表革を靴の内部から直接縫いつける製法で、底も薄く靴底の返りも良い、軽い靴に多い製法。
    3. グッドイヤーウェルト製法・・表革を一度別の物(リブ、ウェルト)に靴の内部で縫いつけ、その別の物を介して靴底に縫いつける製法。底の厚いがっしりした重い靴に多い製法。
  4. 修理内容、一般的に多い修理。
    1. 踵の修理・・一番多い修理です、踵の端が斜めに減って来ましたら(踵の厚みの3分の1減ったら換え時です)3−A・3−B・3−C・とも共通です。3−A・は踵が一体のが有ります、その場合は斜めに減った部分に斜めにゴム等を接着します。3−B・3−C・の靴は踵の部分が薄いゴムの物が有ります、その場合はそのゴムが無くなったら交換時期です。
    2. 靴底の交換・・靴底が減り薄くなる、穴が開く。3−A・本来は修理不可能です、出来ても金額が高く成ります、減った部分に別の素材を接着する事は可能ですが、表革の傷み具合で検討します。3−B・3−C・原則可能です、特に3−Cは交換して履くのが基本です、ただし表革の傷み具合で検討します。
  5. その他の修理、表革の縫っている糸が解れた、踵の内側の革 薄くなり穴が開いた、原則修理可能ですがご購入した店に聞く のが一番です。

以上大まかな説明に成ります、ご購入の時に確認するのが良いと思ます。

靴の修理は多岐に 亘る問題です。靴の製法や修理内容により様々な方法が考えられます。 お気軽にこちらからお問い合わせください。