1. 靴に使われる素材としては、通気性が有り足に合って伸びるので足にフィットしてくる、艶が有って手入れによっては復活する事で素材として革は適しているので、お手入れとしては革を前提として説明します。
  2. 一般的に靴に使われる革は、牛皮、羊皮、山羊皮、豚皮、カンガルー皮、馬皮(コードバン)等が一般的です。馬皮を除けばお手入れの基本は同じです。
  3. 基本的なスムースレザー(表面がツルツルした起毛して無い革)に付いて説明いたします。馬革(コードバン)は違う手入れに成ります。
  4. 最初に少し硬めのブラシで表面の埃、泥等を落とします、落ち難い泥等は絞ったタオル等でふき取ります。
  5. クリーナー(汚れ落とし)を柔らかい布(古いTシャツ)に少し付けて靴の表面に薄く延ばします、汚れを溶かす感じです、けっして強くは擦らないで下さい、色が落ちる場合が有りますから。基本は汚れを溶かして布に写し取る感じです、布の場所は適宜変えてください。
  6. 次に同じ様な柔らかい布で乳化性の靴と同色のクリームを薄く塗ります、沢山付けても革に油脂が浸み込む量は変わりませんから、薄く延ばす様に塗ってください。その後2,3分放置します、その簡に油脂が革に浸み込みます。
  7. その後柔らかめのブラシ、布等で、軽く表面のクリームをふき取ります、余分な油脂、クリームを落とす感じです。
  8. 充分に艶がでましたら終わりですが、仕上げに油性ワックス(平たい缶に入った物です)を同じく薄く延ばします、すこし置いてから柔らかい布か古いナイロンストッキング(新しい物は硬いのでダメです)で表面を擦りますと、艶も出て防水性も出ます。

以上が一般的なお手入れの方法です、ただし色の薄い靴は目立たない所でテストをしてから行って下さい。

コードバンの革のお手入れは、乳化性クリームの部分を省略して油性ワックスを主体で大丈夫です。

他にアウトドァー、カジュアルタイプの靴に使われている、ヌメ革、グローブ革は基本はミンクオイルが適してます。

また起毛素材、ベロア、スエード、ヌバック等は、お手入れが違います。基本はナイロンブラシで汚れを落として、スエードスプレー(出来たら同色の物)を吹き付けて、乾いたらナイロンブラシで起毛させます。

今までのご説明は一般的なご説明です、難しい革(爬虫類等)、色が特殊、素材が特殊な物は、購入した時にお問い合わせ下さい。